カツラー対応マニュアル
2001年9月22日「A男さん今日はどんな具合ですかー?」
口の中の状態確認で椅子をたおす。
レントゲンを撮るため起こす。
麻酔をする為椅子をたおす。
口をゆすいでもらう為起こす。
麻酔が効くまで椅子をたおす。
しばらく時間が経った後、口をゆすいでもらう為起こす。
A男さん「あの。あんまり椅子を倒したり起こしたり動かさないで・・・ください
腰が痛いんで・・・・」
スタッフ「あ、はい。ではこのまま倒しておきますね〜
大丈夫ですか?(^^)」
A男さん「はい。いいです」
その後、極力椅子を動かさないように気をつけた。
が、スタッフは皆んな知っている。
何故、A男さんは椅子をたおすのを嫌がるのか。
そ、それは・・・・
腰痛だからじゃないんだ。
だってさっきから「椅子起こしますね〜」と言ったとたん腹筋使って
椅子が自動で動くよりもメチャ早く、自力で起き上がってたもん。
そして椅子を倒す時も。
椅子が完全に水平で止まってから、自分で横になってたもん。
腰痛持ちが、そんなに機敏な動きができるはずない。
A男さんが、椅子に身を任せられない理由。
それは、椅子に頭をつけたまま起こしたり寝かしたりすると
ヅラが動いてしまうから!
だからさっきから、椅子のヘッドレストに頭をつけないんだ。
そして動かした後、かならず頭に手を添える。
いいのよいいのよ。
スタッフ誰もA男さんがヅラだってヅラじゃなくたって、気にしてないから。
そんなこと心配しないで、リラックスして治療をうけてくださいねっ。
ヅラだって気付かれたくない?
あ。ヅラの方々は、ほとんど把握しております。
部分的なモノをお使いの方。かなり多いです。
30代後半から50代まで幅広くいらっしゃいます。
60、70代からは女性が多いです。
A男さんへ
薄い部分に黒粉ふりかけで隠していたアナタが
思い切ってカツラを新調なさった時。
私共も静かに喜びを共有致しました。
これで治療後にドクターの白衣やヘッドレストが
粉で真っ黒になることもなくなると。
今日またひとつカツラー対応について、ご教示いただき
ありがとうございました。
ヅラの方の椅子は極力動かすな!
スタッフに周知徹底させますね。
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