歯が欠けて取れたっ

2001年10月13日

70歳過ぎの女性Oさん。

突然の来院。


Oさん「あのねーー歯がかけちゃった。」

ワタシ「どのへんの歯ですか?」

Oさん「ココ、奥の方。ご飯食べてたらコレがとれたから来てみたー」

ワタシ「右・・・の方ですね^^ では取れたモノ預かりますね。少しお待ちくださいね〜」


カルテと共に、Oさんが受付に出した「かけた歯」を診療室に出す。

スタッフ、ドクターが確認している・・・・・


ん?


ん?


これは。


白いコレは。


歯に似ているけど・・・・


・・・・・・・




それは「葱」だった。


白ネギ!

根っこに近い部分っぽい。

なぜかカラカラに干からびていて、確かに歯の色に似ている。


診療室に通されるOさん。


一応異常がないか、歯を確認する。

やっぱり欠けている部分はないぞ。


先生「Oさん、歯の方は大丈夫みたいですよ。かけてないです」

(恥をかかせないように遠まわしに・・・)

Oさん「そぉーーーお?だって食べてたらとれたよー」

先生「食べモノがつまっていたかもしれないねー」

Oさん「そぉーーお?歯だよ、歯だったもん」


こちらの配慮に気付く様子はないOさん

見落とされているんではないかという不信感さえ芽生えそうな勢いだ。


先生「Oさん・・・・・・
  
   取れたのは歯じゃなかったみたいです。

   白いけど。

   食べ物。。。。

   ネギかなぁ?。。。。」


Oさんが持参したブツを見せ、探針(棒みたいなやつね)でつっついてほぐして見せた。

Oさん「いやぁーーーーーーーはっはっはっ」

恥ずかしそうに口を押さえ笑いながら帰っていった。


いやはや、毎日飽きないです^^


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